中部財界連載コラム-クルマ事情

CCMCメンバーのKさんが中部財界社より出版の『中部財界』に『クルマ事情』と題した記事を連載しています。その題名の通り、クルマに関して毎月様々な情報や感想が述べられています。是時ご一読下さい。


中部財界 12月号掲載 クルマ事情
最近のクルマ事情2

最近の日本の経済状態とクルマ事情は連動しているようだ。 当たり前の話ではあるが、円高なら輸入車が安く購入出来る環境といえよう。 しかし、国産車は売れない、輸入車も売れない。そんな状況が続いている。

1989年、「セルシオ」が発表された時もまた円高で、逆輸入車が流行した。セルシオの逆輸入車は「LS400」というブランドで販売されており、輸入価格は確か400万円程だった。セルシオの新車価格と比較して、200万円弱の安い値段だったはずだ。

当時はその他、アメリカのアストロバン等が流行していた。またアメリカ仕様のボルボ850ワゴンも大量に日本に輸入された。為替は今と同じ1㌦=80円台であった。わたしの記憶では、ボルボワゴンは通関時点で200万円を切っていた。ディーラーで新車を購入すると500万円弱はしていたので、並行車は安く買えたことになる。

そんなころと比べて、今は環境は同じであるが、購買意欲がない。ユーローは安いし、ドルは安い、またポンドも安いなんて環境は、アメリカ車、ドイツ車、イギリス車…と何でも安く購入出来る状況なのに。

経済状態も影響していると思うが、やはり一番はエコカーの登場だろう。また、ハイブリッドやワンボックスの影響も大きいと思う。 世のおとうさん方は家族の為にワンボックスを買う。人が乗る、荷物が載る、モデルチェンジが少ない…という妥当なクルマである。これは実用性重視の発想である。

今はガソリンを使う事が罪のような時代になっている。これでは、新車も中古車も含め、自動車の販売においては決して良い環境とは云えない。クルマというものに対しての情熱が以前より醒めている。つまりクルマ好きの人も熱が入らないというのが現実ではないでしょうか。

F1も徐々に人気が落ちてきて、サーキット来場者も少なくなってきているが、これもカーレースに関して興味を持つ人々が少なくなってきている証拠かもしれません。何だか寂しいものです。

クルマに対する情熱は何歳になっても持っていたいと思うし、それを若さを保つ秘訣にしたいと思う。懐との相談になることは避けられないが、高級車でなくても良いし、新車でなくても良いと思う。それぞれのステージで楽しむことが出来れば良いのではないでしょうか。

まず何でも熱くなることが大切だと思います。

(CCMC所属 K)