CCMCメンバーのKさんが中部財界社より出版の『中部財界』に『クルマ事情』と題した記事を連載しています。その題名の通り、クルマに関して毎月様々な情報や感想が述べられています。是時ご一読下さい。
中部財界 9月号掲載 クルマ事情
ポルシェ911の歴史
ポルシェ911。真髄のスポーツカーである。RRの駆動方式でカートの様な動きをするクルマである。
ポルシェ911の初代(1963年~1974年)は「901型」といい、2代目(1974年~1989年)が「930型」で、3代目(1989年~1993年)が「964型」、4代目(1993年~1997年)が「993型」、5代目(1997年~2004年)が「996型」、6代目(2004年~現在)が「997型」となっている。
以前もこのコラムで説明したと思うが、酷使してサーキット走行して、何事もなく帰路につけるクルマはポルシエ位しかないのではないか。
しかし、馬力に関して云えば、最近のポルシェに古いモデルはかなわない。逆に車重の軽さでは新しいモデ ルは古いモデルにはかなわない。どちらを選択するかは、個人の自由である。
わたしが面白いと感じるのは、新しいモデルを購入しても古いモデルを購入しても「ポルシェを買ったんだね」と周りが納得する状況があると云うことだ。そうしてその後に必ず「古いモデルは良いよね」という 会話が成り立ってしまう。
ほんと、“古き良き時代のドイツの工業製品”という表現がポルシェにはぴったりくる。 しかしである。新しいポルシェを購入しても、少し所有しるとまた古いポルシェに戻ってしまうひとが多いのは何故だろう。
たとえば997シリーズなどは最先端の技術を導入しており、馬力も凄いはずなのに、どこか納得できなくて、古いモデルに戻るのでしょうか。
その気持ち、少しはわからないでもない。なぜかというと、まずあげることのできる理由としては、クルマの大きさ。古いモデルは非常に小さいのである。もう一つは空冷ということ。空冷エンジン独特なあの音。 アクセルを踏んだ時の充実感と喜び。小ささとエンジン音。このふたつの理由だと思う。1963年から培われた技術の粋であろうか。
もしかしたら、あのカエルのようなスタイリングに魅了されてしまうのであろうか。未だに20年前のモデルで過激にサーキットを走行している光景にはなかなかお目にかかれないと思う。
つまりあれだ。古いポルシェに乗ることは、男の憧れのひとつになっているのではないのか。
最近のポルシェは性能は良いかも知れないが、なんとなく味がないように感じられ、一般道を走っていても楽しさがない…。そう感じているのは私だけでしょうか。
(CCMC所属 K)
