CCMCメンバーのKさんが中部財界社より出版の『中部財界』に『クルマ事情』と題した記事を連載しています。その題名の通り、クルマに関して毎月様々な情報や感想が述べられています。是時ご一読下さい。
中部財界 5月号掲載 クルマ事情
レクサスの人気度 (1 )
「レクサスブランド」について、私は常々 考えていることがある。
レクサスは、本当にブランドなのか?
考えてもみたまえ。 レクサスの新車を購入出来る人達は金持ちか 法人しかいない。なぜならベンツやBMWと 比較してもひけをとらない価格帯だからだ。
初めて登場した当時からみればバリエーショ ンも増えた。 クルマとしての資質を問うならば「日本車」 だから性能面では言うまでもなく最高品質で ある。 なにもレクサスでなく、日本車全体に云える ことであり最高品質でありトラブルも少ない。
ときおり、レクサスの付加価値とは何だろう と考えてしまうことがある。確かにレクサス には目を見張る性能を潜ませてる車種もある。 (GSのことであるが)またそれが余り表に 出てなく、知らない人も多い。
コンセプトやポリシーが見えないことに寂し さを感じることもある。作り手には分かって いてもユーザーに伝わらない。 昔のことだが「いつかはクラウン」というキ ャッチフレーズがあり、皆クラウンを購入し ようと頑張っていたものだ。 セルシオでもそうだった。だから今でも 「レクサスよりセルシオの方が良い」という ユーザーの声があることも事実だ。
つまり、レクサスが本当に良いと思うのなら、 迷わずレクサスに買い替えるはずだ。 新しいクルマがいいのは当たり前である。 しかし使い勝手とか、クルマの魅力となると、 また別の問題である。
ブランドとは根強さであると思う。 ベンツ、BMWに関してクルマの品質をけな す人達がほとんどいないように、ブランドと は人気と信頼感のバロメーターでもある。
もうひとつ、販売方法でも私は疑問を感じて いることがある。レクサス店のHSと一般店 のSAIは似た様なクルマだから、どちらを 買っても一緒かもしれない。
しかし、私に云わせれば、レクサス店で販売 している車種と類似した車種を一般店で販売 してはいけないと思っている。 こんなことをするとユーザーが迷うだけだ。
「レクサスとは」と聞かれて、明確に答える ことができる何かがなければならない。 ただ「トヨタが販売している高いクルマ」で 終わってしまってはダメだと思う。
クルマ好きなユーザーが心から「レクサスが 欲しい」と思えるような演出が必要なのでは ないだろうか。
ひとがクルマを購入するとき、それは見栄か、 性能に惚れて乗るか、またデザインに惚れる のか。選択肢はそれくらいだろう。
ニーズがあれば人気が出る。 ニーズがなければ人気がない。 簡単な法則である。 レクサスが世に出てきたことでBMWの販売 台数が増えた、なんていうことになっては寂 しい限りである。
(CCMC所属 K)
